■2016.02
日めくり 2016年02月(平成28年) ◄►
2016.02.01 くしゃみ止まらん
風邪か?と思いながらも食欲はあるし、なにより味覚は健在。タバコも旨い。
早くも花粉か。ハウスダストアレルギーが出たのかもしれない。
仕事帰りにマスク50枚入りを購入。
とりあえず満員電車の中でのくしゃみ連発は大迷惑だ。
それにしても寒い、毎年のことだが、立春の頃が寒さのピークか。
どこにも春など見つけられないが、プロ野球は一斉にキャンプイン。
沖縄の初日は生憎の雨だったらしいが、
「思った以上に選手の動きがいい、しっかり準備をしてくれたようだ」と金本新監督。
春はまだ遠いいが、秋に「わが世の春」を謳歌してくれんことを願う。
2016.02.02 田中登をやり過ごしながら・・・
田中登という映画監督がいた。日活ロマンポルノで活躍した監督だった。
高校から浪人、大学生にかけて、この人の撮った映画に傾倒していた。
『(秘)女郎責め地獄』 『(秘)色情めす市場』 『実録阿部定』 『屋根裏の散歩者』
『女教師』 『人妻集団暴行致死事件』 『ピンクサロン好色五人女』 ……等々。
ポルノ映画を撮りながら、映画監督というより映画作家と呼びたい人だった。
とくに『(秘)色情めす市場』は日本映画屈指の大傑作だと今でも思っている。
田中登が自分の中で神代辰巳ほど昇華しなかったのは、
80年代に入ってから急激に作家性が乏しくなり、一気に光を萎ませていったから。
つまらないTVのサスペンス劇場に「監督・田中登」と出てズッコけたこともあった。
何年か前、ふと田中登の近況を調べたら、ずっと以前に亡くなっていたことが判明する。
かつて田中登に入れ揚げていた自分をも裏切った気がして落ち込んだものだ。
実は今、渋谷のシネマヴェーラで田中登の特集番組が組まれている。
行くべきかどうか迷っているうちに『(秘)色情めす市場』の上映が終わってしまう。
自分の青春を懐古することは、闇を回顧するようなものだとの思いもある。
別に青春時代が闇だったというつもりはないが、どこか気分がもがくのだ。
観ればすぐにあの頃の心情が洪水のように蘇ってくることはわかっている。
しかし、あの頃と現在との間に積み上げた膨大な時間が一気に失われるのではないか。
その失われた荒れ野に記憶が雪崩れ込んでくるであろう圧力が少し怖いのだ。
・・・今回は見送ろう。懐古を大らかに受け入れられるまで、見送ろう。
例え、もう二度とスクリーンで田中登作品に再見することがなかったとしても。
不思議と日活ロマンポルノというジャンルにはそんな思いが燻る。何故だろう。
2016.02.03 清原容疑者に敢えてエールを
これでもかという悪相で撮られた写真が、朝のニュースを駆け巡る。
【清原和博容疑者(48)覚せい剤所持の疑いで逮捕】
清原のことは高校一年生から見て来た。
甲子園のヒーロー。伊良部、野茂から藤川球児との名勝負。
すっかり記憶に焼き付いているで、【清原】という活字もすっかり馴染んでいた。
しかし名前に「容疑者」が付いてしまったことに人生の儚さを思う。
正直言うと、巨人のユニフォームを着ていた時もそんなに嫌いでもなかった。
うわべの品行方正さだけが求められる胸糞悪いチームにいて、
その存在の違和感が妙に小気味よかったのだ。
そう、よく言われるように男は少しばかり悪の匂いがする方が魅力的なのだ。
(覚せい剤の所持・使用が少しばかりの悪なのかどうかは別として)
噂は以前から囁かれていた。それでもクスリを止められなかったか。
気持ちの脆さや弱さが露呈したのだろうが、おそらく依存症だったのだろう。
別れた子供は可哀相だが、中毒になる寸前に逮捕されたのはよかったのではないか。
こんな所で蒸し返して申し訳ないが、我が江夏豊だって見事復帰した。
解説者、キャンプの臨時コーチ、何よりも自ら築いた栄光を復権させた。
今日の今日でこの言葉はそぐわないだろうが、「バカ野郎」より「頑張れ」といいたい。
2016.02.04 ホンハイかぁ
台湾の電子メーカーという、もうそれこそザックリとした知識しかなかった。
ホンハイ。聞けば日立と松下を合わせてもまだ売上は追いつかないという。
シャープがそのホンハイの傘下に入るという。
“世界の亀山工場”って大層なブランドも今は昔だが、
…でも、そんなに昔のことだったかなとも思う。
いかにシャープが、日本の家電業界が、急転落したということなのだろう。
かつて世界を呑み込んだ日本の基幹産業がアジア企業にパックリ呑まれる。
決して日本が食物連鎖の頂点にいたわけではなかったということか。
もっとも企業国籍にこだわることが時代遅れなのか。
全然、時代遅れで結構なのだが。
2016.02.05 HungryTiger
仕事帰りに横浜駅に寄って「HungryTiger」のハンバーグを食う。
ハマの老舗レストランで、ここに行くとしばらく他の店のハンバーグは食えない。
自分は勝手に奇陽軒のシウマイ、勝烈庵のとんかつ、吉村家のラーメンと合わせ、
ハマっ子のソウルフード四天王と呼んでいる。
それでも来たのは2年ぶりくらいかと[日めくり]で検索してみると4年も前だった。
自分の行動が検索できるのは便利だが、それにしたって4年も経つとは。
今や時間が早く流れ過ぎることに唖然とする、、、と感じること自体が定番となった。
30を過ぎたあたりから時の流れが速くなってきた実感はあったものの、
50代になってからの時間経過はもはや急流の如しではないか。
さて、そのHungryTiger。金曜夜ということで40分待ちとなったが、
カップルに混ざって意外とひとり食いの年配客がいることに安心する。
ここの名物は牛肉100%のミンチをテーブルで最終調理すること。
そして若い定員がテーブルでハンバーガーの食べ方を説明してくれるのだが、
説明は大丈夫。おじさんはキミが生まれるずっと以前からここで食べるから。
・・・・と言いそうになって止めた。
2016.02.06 田舎から餅届く
美味いコメを食わせる店は増えた。
実際、吉野家の牛丼でさえ、昔より美味いと思うようになったのは、
コメのチョイスと炊き方が格段に進歩したからだと思っている。
しかし美味しい餅を食わす店となるとどうだろうか。
これだけは自信を持って言えるのだが、
今まで田舎から送ってくる餅以上に「美味い!」と思う餅にありついた試しはない。
田舎といっても両親の故郷である新潟県岩船町のことだが、
塩引きの鮭と餅は子供の頃からのソウルフードだといってもいい。
(また食い物とソウルフードの話かい)
塩分と炭水化物の塊りだけに、最近は少々遠慮気味にはなってきたものの、
今の季節に実家に帰るとこれらだけは絶対に食う。
言わせれば美味さが殆んど治外法権なのだ。
ただ、餅を丸のみするように食っている両親を見ているとヒヤっとする。
頼むから少しずつ、ちゃんと噛んでもらにいたい。
2016.02.07 第37回 ヨコハマ映画祭
2年ぶりにヨコハマ映画祭に行った。
朝の10時半に入場し、終了が夜の9時過ぎという長丁場の関内ホール。
会場は例によって1100人の映画ファンで満員札止め。
学生の頃からつかず離れずで参加しているが、すっかりハマの風物詩となった。
授賞式では綾瀬はるか、永瀬正敏、渋川清彦、広瀬すず、光石研らが登壇。
しかし誰よりも圧倒的オーラに包まれてステージに現れたのは樹木希林だった。
この人のフリーランス溢れるスピーチに会場大爆笑。大いに盛り上げてくれた。
個人的には是枝和裕と橋口亮輔の両監督のツーショットに注目。
是枝が「橋口君」と読んでいたのは上から目線ではなく、同級生目線なのだろうか。
例によって作品賞や主演賞から3本上映されるのだが、
この映画祭でかかる映画は、授賞式の後を受けての上映なので、場内の一体感が嬉しい。
綾瀬はるかの主演女優賞は映画祭の話題作りかと思っていたが、
『海街diary』が拍手の中で幕を閉じたときにはすっかり納得していた。
2016.02.08 確かに2月は早く過ぎそうだ
今年はうるう年で一日長いのか、とカレンダーを眺めつつ、
早くも一週間が過ぎたのかと思う。
やはり寒波の中でも先へ先へと春に追い立てられているということか。
先週末、スーパーでカップのカットフルーツを買っていたのを忘れていて、
もう期限切れだろうなと思いながら冷蔵庫から出してみると、
何と消費期限は2月1日となっていた。買ったのは先週末ではなく先々週末だったか。
ことほどさように2月は早く過ぎるということだ。。。。ホンマか?
2016.02.09 ようやく『神々の山嶺』を読了
文庫本も1076ページともなれば大層な重量だ。
通勤バッグにその重量はドスンと来る。厚み4㎝は自分の中で新記録だっかもしれない。
これぐらいのブ厚さになるとそこらのブックカバーで覆うことは出来ない。
しかし読書期間はほぼ一週間ほどだったのではないか。
帰宅途中でカフェに寄って何時間か読書に興ずるなんてことを久々にやった。
表題を「ようやく『神々の山嶺』を読了」としたのは本を読んでいる期間ではなく、
最初に書店で見かけ「読みたいな」と思ってから20年近く経ってしまったことをいう。
単行本上下巻には手が伸びなかった。上下巻の本がとにかく嫌いだからだ。
例えば外出先での読書が下巻に差し掛かった時、
あそこで伏線が張られていたのかとわかっても、上巻が自宅では確かめようがない。
いつだったか図書館で長いこと予約待ちしていたとき、
下巻から貸し出されて、泣く泣くキャンセルしたこともある。
売れている作家だと大して厚くない単行本が、上下巻になって文庫化される。
文字のデカさと行間の広さに恨みごとを吐いた経験も一度や二度ではない。
どうもそんなもどかしさが上下巻にはつきまとうのだ。
それがこの度、角川文庫から合本が出た。それが厚さ4㎝の1076ページだ。
もう迷わず購入。やはりぶ厚い本は読了した時のカタルシスが違う。
本の感想は、、、、【読書道】のページを再開しようかしら。
2016.02.10 つづく
昨日ここで小説本の上下巻についてクサしたが、
小説よりも嫌悪したいのは、最近の日本映画の前後編の流行だ。
そもそも『寄生獣』をそうだとは知らずに観て、“つづく”と出てズッコケた。
前後編だと知っていたら最初から観ることはなかっただろう。
『ソロモンの偽証』も楽しみだったが、前後編と知って二の足を踏んだ。
面白そうだと思った『ちはやふる』も、映画化を望んでいた『64』も多分、観ない。
シリーズやヒットを受けての続編ならまだわかる。
そもそも一気撮りしたものを二部に分ける了見が気に入らないのだ。
どうも興行の効率や、出資したテレビ局の2週枠の確保という都合が見え隠れする。
それでも昔なら名画座があり、前後編一挙上映も可能だった。
原作が長かろうが、きっちり上映時間に収めるのがプロの映画人の仕事ではないのか。
これでは脚本家が育たない。日本映画から『砂の器』は二度と出て来ないだろう。
まったくもって嘆かわしいことであるが、
テレビドラマの続きは映画で公開。なんて手法ともなると、もはや論外だ。
2016.02.11 映画にテレビに
『死刑台のエレベーター』は20代のときに劇場で2度観ている。
フランス・ヌーベルバーグの作品群で一番好きな作品だ。
この時、監督のルイ・マルは25歳の若さだったという。
朝の十時から観る映画ではないが、やはり面白かった。
映画の感想は別の場所で。
夜はNHK木曜時代劇『ちかえもん』を観る。
掛け値なしの面白さ。もう毎回、藤本有紀のてのひらで遊ばせてもらっている。
この自由奔放な展開で、お初、徳兵衛の心中にいかに結実させていくのか。
はっきり言って、今、自分の一週間は木曜日を中心に回っている。
2016.02.12 文春スゲーな
スクープ連発の週刊文春。今年になって暴れまくりの感あり。
ベッキーのタレント活動を休止させ、甘利明から経済再生相の地位を奪い、
清原和博を逮捕に追い込み、今日は宮崎謙介が記者会見で議員辞職を表明した。
それにしてもゲス不倫て・・・(苦笑)
噂を暴き立てるだけではなく、スクープ対象の息を止めてしまう凄まじさだ。
週刊誌といえば電車の中吊りだが、気がつけば文春と新潮の広告しか見なくなった。
現代、ポスト、アサ芸など中吊りの常連はすっかり影が薄くなったか。
東国原英夫によると文春は女性記者自らハニ―トラップを仕掛けて来るという。
何たる破廉恥。よく言えば気合が違う。今は完全に文春の独り勝ちではないのか。
しかし車内で週刊誌を読む乗客を一人も見かけないのも不思議ではあるが。
2016.02.13 5分
親に対してすっかり遠慮がなくなり、つい語気を強めてしまう。
相手は非力の爺さん婆さんだ。
耳が遠く動作が鈍く多少ボケるのも仕方ないではないか。
何故、もっと大らかに接することが出来ないのだろう。
こんなことではいけない。
アパートに帰るといつも後悔しているではないか。
少々のことは我慢しよう、なるべく笑顔で接しよう。
ここまで育ててくれた人たちではないか。
そんな殊勝な思いで実家の玄関を開けたのだが、、、、
・・・・嗚呼、5分も持たなかった。
2016.02.14 春一番
春一番が吹いたのだという。
それよりも何よりも暑かった。気温25度、初夏の気候だったらしい。
練馬、板橋、中野と御府内の札所を車で回りながら、
シャツの腕を捲り、あまりの暑さに冷房を入れた。
2月中旬って、こんなんだったっけ。
2016.02.15 寒の戻り
気分としては、そんなに季節よ追い立てるなという思いがあり、
一転して冬がふり返したことに安心してしまう。
歳をとって何となく季節の変わり目に拘るようになってきた。
よくスローライフなどというが、体感時間の早さに何がスローだと思ってしまう。
今日は前職で知り合った社長さんと昼食を共にしたが、
還暦過ぎても、未だ何十年も前にこさえた借金の返済のため働いているという。
そうだよな、そういうもんだよ真っ当に働くってことは。
2016.02.16 連続殺人は防げなかったのか
川崎の老人ホームで入居者が相次いで転落死した事件。
高齢者が120センチの柵を飛び越えることなど出来るのかと、
県警では初端から事故と事件の双方で捜査をしていたらしいが、
ならば何故、3名もの犠牲者が出るまで放置していたのだろう。
警察も怠慢だが、指導を受けていたはずの運営会社も酷過ぎる。
聞けば、系列の施設で事故や虐待が4400件あり、1900件が未報告だったらしい。
これでは内部にとんでもない不埒者が紛れていても管理徹底などままならない。
犯人である職員は早くから限定され、マスコミのインタビューにも応じていた。
この男の犯行動機などで、この業態の闇が浮き彫りにされるのかも知れない。
何とも暗澹たる気持ちで一杯だ。
2016.02.17 エンゲル係数上昇中
朝食こそ前日にスーパーで買った割引のおにぎりやパンで済ますのだが、
昼食と晩飯で毎日3000円ぐらい外食で使っている。もちろん酒代は抜きでだ。
独り者なのだから、別に誰に気兼ねなく食いたいものを食っているだけとしても、
給料は何十年も変わっていないくせに、明らかに食費が増えている。
実は今夜も町田で途中下車して一人焼き肉をやってきた。
贅沢なものを食べているわけではないが、量に走っている傾向は否めない。
そもそも間違いなく最初にデフレから脱却したのが外食産業ではないかと思えるほど、
めし屋の単価が上がっているのを感じる。サラダなどつけたら確実に1000円を超す。
血圧、血糖値、総コレステロールに次いで数値を上げているのがエンゲル係数だ。
いや、エンゲル係数の上昇が血圧、血糖値、総コレステロールを押し上げているのか。
世の中に二律背反はつきものだが、美味いものと生活習慣病はその最たるものだ。
そうなるとエンゲル係数と生活習慣病との因果関係を崩さなければならない。
その意味で近所に比較的安価な牛丼屋の開店を待ち望むわけなのだ。
何の根本的解決にはなっていないのだが・・・あぁ、めんどくせぇ~
2016.02.18 野党3党、丸山議員の辞職勧告決議案を提出
「今アメリカは黒人が大統領になっている」
「黒人の血を引く奴隷ですよ。奴隷がアメリカの大統領になるなんて考えもしない」
「アメリカはそれだけダイナミックな変革をしていく国だ」
申し訳ないが、この発言のどこが問題なのかさっぱりわからない。
黒人がアフリカから連れて来られて奴隷にされたのは史実だ。
確かに弁護士とは思えない下手クソな言い回しだが、
これで野党が議員辞職決議案を出すという。愚行の悪循環だ。
ニュースの見出しは思いっきり端折られて「黒人奴隷が大統領に」と来た。
結局、こういう“言葉狩り”に野党やマスコミが必死になればなるほど、
無用な自粛ムードがはびこる。表現の自由の範囲を自ら狭める自殺行為だ。
何が舌禍で、何が暴言で、どこが不用意発言なのか分析・検証してみたらどうだろう。
2016.02.19 『ちかえもん』が凄いことになっている
一週間の最大の楽しみであるNHK木曜時代劇『ちかえもん』の録画を失敗(泣)。
番組直前の「気象情報」が終わり、さぁいよいよと身構えた途端にプツリと切れた。
来週の火曜日の午後にも再放送があるが、とても待っていられない。
ならばとNHKオンデマンドにアップされるのを待って、有料で観賞した。
(NHKなので二重取りされた気分だが、仕方あるめぇ)
今回は45分の物語の大半は密室による会話劇。それも非常にシビアな展開。
そして例によってシリアスな流れに笑いを放りこむのが藤本有紀スタイル。
狭い空間に濃縮する恋模様、緊張、笑い、立ち回り、愁嘆場、人間ドラマ。ピカレスク。
ないのは濡れ場くらいで、物語を構成するすべての要素が全方位に進行していく。
台本、カメラ、美術、音楽そして演技。すべてが一級品。
しかしハマる人はとことんハマるが、そうでない人はそっぽを向く。
あんまりの低視聴率。悲しいかなこれもまた藤本有紀のスタンダードなのだ。
これだけ豊潤なドラマなのに、観ないなんてもったいなさすぎる。
2016.02.20 自動車保険
「等級が上がってしまうのでバンパーはご自身で修理された方が・・・」
車検に車を預けたついでに、へこました箇所の見積もりを取ってもらった。
等級が上がるから自費で直せと?なら車両保険って何なんだ。
保険料を支払っていのだから、それを使うのは当然だと思うのだが。
預けた保険料が福利を生んで戻ってくるならまだしも。
いや、そういう保険もあるのかもしれないが・・・何せ無知なもので。
2016.02.21 遊びの準備
春が近づくにつれ、遊びたい心が疼きまくって仕方がない。
しかしただ疼くだけでは遊びにならない。前倒しで準備が要る。
日本橋で『秋刀魚の味』を観て、そのまま東京駅のJR東海ツアーズに。
帰宅後はインターネットで東京ドームのチケットを抑え、
さらに能楽堂での茂山千五郎家の狂言、国立劇場での文楽『曽根崎心中』を物色。
まったく藤本有紀には興味の幅を増やされっぱなしだ。
2016.02.22 シリアのテロで180人犠牲
たまにはシリアの現状に目を向けよう。
北朝鮮のミサイルに目を奪われている間にも犠牲者は積み上がっていた。
昨日、ダマスカスで自爆テロが勃発。
朝のニュースでは犠牲者は50人と報じられたが、夜になったら180人になっていた。
これが欧米の出来事ならば深刻な事態だが、悲しいかな舞台は中東。
今夜のニュースステーションのトップは衆議院の定数是正問題だった。
もはやどれだけの流血もすでに常態化しているものにニュースバリューはないのか。
ことはとことん混迷を増し、憎悪が重くなるのと反比例するように軽くなる命。
この矛盾こそが戦争そのものだといってもいいのだろう。
2016.02.23 午前十時の映画祭は夜の『東京物語』で〆
横浜の映画館が電気点検で、いつもの「午前十時の映画祭」が18時45分に上映開始。
仕事帰りにちょっと遠回りしてTOHOシネマズへ直行。夜やってくれるのは朗報だ。
そもそも映画なんてものは朝の十時から観るものではないと毎度ぼやくことしきりで、
それでも他に選択肢がないものだから、ぶつくさ呟きながらい通い続けて来た。
ようやく今回のラインナップは終了。ラスト上映は小津安二郎の『東京物語』。
一昨日の『秋刀魚の味』がほぼ満席だったのに対し、今夜の観客はたったの4人。
電気点検は法律で定められているらしく、さすがに変則上映が気の毒ではあった。
さて『東京物語』だが、10代の終わりに今は無き横浜黄金町の名画座で観ている。
その時と同様、杉村春子の「お父さんが先に死ねばよかったのに」に笑ってしまうが、
この度は、原節子演ずる紀子が、笠智衆と東山千栄子の義父義母を部屋に招き入れた際、
老夫婦が戦死した息子の遺影を懐かしそうに眺める場面が印象的だった。
この二人の姿に、その後の紀子の行動が決定づけられたのではないだろうか。
などと、世界中358人の映画監督が1位に推す名作に対し、
あれこれと新解釈を捻り出しながら、小津安二郎の世界観を堪能してきたのだった。
2016.02.24 さあ高山俊、いよいよ一軍へ
高知から沖縄に直行便はないのか。
高知-大阪-沖縄とキャンプ地を移動。
沖縄と安芸に分かれているのはどうもまだるっこしくていけない。
さて高山俊。我々虎党が期待してやまないドラ1が一軍合流。
このルーキーの無限の可能性はすっかりデイリースポーツ紙上で刷り込まれた。
期待の見返りはもはや新人王獲得しかないだろう。
もちろん坂本、板山など他のドラフト選手への期待もある。
しかし掛布の元から金本の元へ。今年のキャンプはなんて贅沢なんだ。
2016.02.25 おーい『曽根崎心中』を超えてないかい?
本来の人情形瑠璃・・・もとい人形浄瑠璃で観ているわけではない。
知っているのは1978年の映画。増村保造監督作品『曽根崎心中』。
あの映画は個人的に日本映画史上のベストテンに入れたいくらいに好きな作品で、
お初に梶芽衣子、徳兵衛に宇崎竜童という突拍子もないキャンティングでも
ふたりが心中に旅立つ瞬間は、まさに任侠映画のカタルシスに近い昂揚感に溢れていた。
さて、このところ毎週絶賛しているNHK木曜時代劇『ちかえもん』。
お初と徳兵衛が本当に結ばれる段までも描く。もう心の底から恐れ入る。
いくらなんでも本家を超えていいのか?いや、すでに超えている気さえする。
2016.02.26 野合のチュウ
野原で乳繰り合う。「野合」の本来の意味だという。
民主と維新の合流は野合と批判されるが、つまり民主と維新の青姦ということか。
しかし野合もなにも維新代表の松野頼久は、元々は鳩山の側近だったではないか。
勝手な思い込みだが、どうもこの男には胡散臭さがつきまとう。
ネズミのような風貌で、橋下徹の下でチョロチョロしているかと思ってたら、
今や岡田克也と対等だといわんばかりだ。
ネズミらしく小狭く立ち回るのは巧みなのかもしれない。
親父の故・松野頼三は清濁合わせ持つ、いかにも大物然としていたものだが。
まぁ見てくれの好き嫌いでこんな文を書いているのもなんだが・・・。
2016.02.27 東京ぶらぶら
海老名で映画を観てから小田急に乗って豪徳寺で下車。
世田谷線で三軒茶屋に行くか、それとも逆方向に下高井戸へ向かうか。
コーヒーでも飲んで考えようとカフェで一服。
無防備に動くと、案外、身動きがとれなくなるから不思議だ。
結局、普段行くことのない京王線方面へ。千歳烏山には初めて下車する。
少し目的が出来る。御府内八十八か所の3番札所の金剛山多聞院へ。
ここら辺りは寺町となっていることを初めて知った。歩いてみるものだ。
再び京王線で初台へ。ここまでくれば新宿の副都心とは目と鼻の先。
11番荘厳寺を参拝し、初めて利用する西新宿五丁目駅へ。
そこから都営大江戸線で国立競技場前駅にて下車。
競技場は囲いが建てられ、緩慢に工事車両が行き交っている。
本当に2020年までにスタジアムが完成するのだろうか。
10番聖林寺。ついでに鳩森稲荷では築山の富士に登頂する。
せっかくここまで来たのだからと国立能楽堂へ行き、茂山狂言の前売り券を求めるが、
扱いがたったの4枚しかなく、良席でもないのでここは見送って、9番龍巌寺に。
途中に出て来たタイガースショップを冷やかす。この店は初めてだ。
危うくラッキーちゃんのぬいぐるみを買いかけるが止めた。
静まり返った神宮球場を半周して、すっかり葉を落とした銀杏並木から青山一丁目へ。
目当てにしていた釜めし屋がなくなっていたのに失望しつつ、帰路へ。
日がな東京をぶらぶらして飽きないのは、寺社巡りなどという趣味を持ったおかげか。
うーん、ラッキーちゃん、やっぱ欲しかったかも。
2016.02.28 ぜぃ、ぜぃ、ぜぃ、税
みなとみらいの特設会場に確定申告に行く。
勤め人の自分のではなく、年金暮らしの両親の分だ。
いくら税務署の職員が補助に付くといっても
納税もすっかりパソコン入力が当り前となるともう年寄りの手には負えない。
ところが医療費控除など還付が目的だったにもかかわらず、結果は追加課税。
いやいや去年と同じ書類を提出しているのに更に金を取られるのか。
これはどうもおかしいということで、申告は確定せず家に戻って書類の確認。
なんと源泉徴収書と一緒に年金支給通知書も添付されていた。
間違えたこっちが悪かったとはいえ、この通知書を収入と見做す方も大概だ。
結局、日を改めて後日出直しとなったが、もう平日に行くしかない。トホホホ
2016.02.29 なでしこダメじゃん
「なでしこらしさが出せなかったのか、出さしてもらえなかったのか」の問いに、
「出せなかったんじゃないですかね」と放送席の澤穂希。
ゴールを遠くさせていたのはオーストラリアの壁か、ピッチに吹きすさぶ向かい風か。
唯一の救いが「悔しい」「残念」とは一言も吐かず、
「終わったものは仕方がない、あと4つ勝つ」と応えた宮間キャプテンの面構えか。
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