▲チケット1995-2003
1995.2.19 両国国技館
【新日本】星野勘太郎×木戸修/橋本×スコット・ノートン
★「星野勘太郎引退記念興行」と重ね印刷された両国大会。「記念試合」ではなく「記念興行」と銘打たれているところに、彼の新日本への貢献度が窺える。橋本と長州という絵柄が今の新日本にはない重さを感じさせる。
1995.03.19 愛知県体育館
【新日本】アントニオ猪木×藤原喜明
★猪木がメインとなった愛知県体育館。「NAGOYA LAST BATTLE」と印刷されたチケットは新日本主催興行ではあまり見ないデザインセンスなので、おそらく名古屋のプロモーターのオリジナルチケットかと思われる。
1995.03.23 いすゞ工業体育館
【FMW】ポーゴ、グラジエーター。保坂×大仁田、田中、新山
★大仁田も引退を発表。やはりFMWは都内の会場よりも場末感溢れる地方の体育館が似つかわしい。トイレで金村キンタローと連れションしたことを憶えている。
1995.07.07 両国国技館
【WAR】天龍源一郎×北尾光司
★この頃の天龍の相手は大物レスラーたちの行列待ち状態だった。北尾はそう長くないキャリアの間に様々な顔を見せてきたが、天龍と闘う時が一番「素」が出ていたように思う。
1995.09.25 寒川パチンコキング駐車場
【全日本女子】豊田真奈美、アジャ・コング、北斗晶、井上京子
★全女の地方大会で、それもパチンコ屋の駐車場。地方大会のお楽しみは豊田真奈美が作る焼きそばを食えること。この大会に関してはそれが一番の目的だった(笑)
1995.10.09 東京ドーム
【新日本】武藤敬司×高田延彦
★この実券は“史上最大の対抗戦”の記念として売っていたもの。実際に入場したのはコンピューターチケットだった。それにしても電撃のように決定した大会で、席も電撃のように完売した。こういうメインの二人が並んだデザインこそ格闘技チケットの王道に違いない。それにしてもこの日の試合前からの高揚感は未だに忘れられない。
1995.10.25 日本武道館
【全日本】三沢光晴×小橋健太
★この頃は三沢と小橋の闘いを「超世代軍対決」と呼んでいた。絶対に凡戦には終らない約束感みたいなものが当時は鼻についていたが、今思えば、混沌としていたプロレス界で一服の清涼剤的な役割があったのかもしれない。
1995.12.09 日本武道館
【全日本】小橋、三沢×川田、田上
★タッグリーグ戦の範疇のカードだったが、おそらく全日本の、いや日本プロレスが提供する最高のタッグのカードだっただろう。しばらくしてこの四人のプロレスは「四天王プロレス」というジャンルまで昇華し、90年代の全日本の興隆を支えていく。
1995.12.13 両国国技館
【WAR】レイ・ミステリオJr.×シコシス/獣神サンダーライガー×外道
★ライガーの優勝は忘れてしまったが、外道の大健闘はよく憶えている。あとミステリオとシコシスのワールドワイドなルチャリブレも記憶の片隅にある。ところが大会の開催に尽力したであろうウルティモ・ドラゴンのことはまったく思い出せない。
1996.03.26 東京体育館
【新日本】石沢×永田/武藤、佐々木健×安生、高山
★新日×Uインターの全面対抗戦の賞味期限が早くも危なくなってきた頃。石沢と永田のヤングライオン杯の試合は忘れていた。
1996.04.20 日本武道館
【全日本】田上明×スティーブ・ウィリアムス
★チャンピオンカーニバルの決勝。田上が前年優勝者のスティーブ・ウィリアムを破ったのは意外だった。このあたりから田上がひと皮むけてきたか。
1996.10.07 EBIS303
【無我】藤波辰爾×西村修
★小さなホールで黙々と地味なランカッシャーレスリングを実践していた藤波。スティーブ・カーンがゲストで来ていた。なかなか印象深い観戦となった。
1996.10.18 日本武道館
【全日本】川田利明×小橋健太
★年6回の武道館興行が完全に定着していた全日本は、外人も含めてどのカードでも最高のテンションで観客を魅了していた。今思えば、馬場の求心力のなせる業だったのだろうか。猪木は遠心力を効かせすぎていたように思う。
1997.02.16 両国国技館
【新日本】獣神サンダーライガー×金本/橋本×山崎
★思えば山崎のキャリアは新生UWFの旗揚げ戦で前田を追い詰めた激戦がピークだったように思う。大きな会場での橋本の試合は案外憶えているが、この山崎戦は殆ど憶えていない。
1997.08.31 横浜アリーナ
【新日本】長州、藤波、天龍×グレート・ムタ、天山、ヒロ斎藤
★長州の引退。確かにこの頃の長州には昔日の輝きが失われていた。しかし猪木の引退カウントダウンが行われている中で長州ほどのレスラーならばもっと華々しく最後を飾るべきだという思いもあった。結果的にこの日から13年も経っている2010年現在、長州は藤波と闘っていたりもする(笑)
1998.04.04 東京ドーム
【新日本】アントニオ猪木×ドン・フライ
★燃える闘魂の最後の試合は3万円のアリーナで観た。小川直也との師弟対決が期待されたが、最後の相手はドン・フライとなる。試合そのものよりも最後のセレモニーと「道」のひとり語りを万感の思いで聞いた。
2000.01.22 後楽園ホール
【全日本】金丸×橋/金丸×丸藤
★チケットにはG馬場のイラストがデザインされているが、馬場死去!の衝撃がまだまだ燻っていた。後楽園ホールの気軽さで、予定もなく立ち寄ったという興行は、ジュニアのリーグ戦をやっていた。そうか、私はこの日を最後にホールの入口をくぐっていないのか・・・。
2000.07.30 横浜アリーナ
【新日本】長州力×大仁田厚
★そして大仁田の挑発に乗る形であっさりと長州が復帰。しかも有刺鉄線電流爆破デスマッチのマットだった。試合は一方的に長州の圧勝。皮肉なことに引退ツアーの時よりもよほどコンデションがよかったようだ。もちろん大仁田も紆余曲折あるが誰も引退したことを信じていない。
2003.01.24 代々木第一体育館
【WWE】HHH、バティスタ×ケイン、スコット・スタイナー
★アングルやストーリーがまったくわからないので、熱狂しているアメプロマニアたちの中でかなり疎外感を味わった興行。WWEをそのまま輸入したというコンセプトは正しいと思うが、やはりクリーブランドで観た「サマースラム」ほどの本場感には遠かった。このチケもコンピューターチケットだが、絵柄が入っていたのでアップした。
2003.02.23 日本武道館
【全日本】橋本真也×グレート・ムタ
★我々のような馬場・猪木の世代からすると、全日本マットでムタと橋本がメインで闘うなど驚天動地の出来事だ。あれだけ一枚岩の幻想を堅持していた全日本にあって、三沢や小橋が離脱することも考えられなかった。もうプロレス界は何でもありになったのだという象徴が武藤のシルエットがデザインされた全日本武道館のチケットなのだろう。
2003.03.01 日本武道館
【NOAH】三沢光晴×小橋建太
★この日は長州が横浜で旗揚げして天龍と闘い、K-1も有明でイベントを打つという興行合戦だった。しかし武道館は超満員。三沢と小橋ならば当然だろう。花道から場外へ投げたタイガースープレックスは今も強烈な印象として残っている。結果的にはこれが私が見た最後の三沢光晴になってしまった。
2003.06.08 横浜アリーナ
【PRIDE】エメリヤーエンコ・ヒョードル×藤田 和之
★この頃は私はプロレスではなく、すっかりPRIDEなどの総合格闘技に魅了されていた。そしてそれすらも行かなくなって現在(2010.11)に至る。そのPRIDEさえも消滅し、私も多くのレスラーたちとともにリングから去っていったのだ(爆)
※ 実券からセレクトしているため、チケットぴあ、ローソン、セゾン、e+などで発券されたコンピューターチケットのものはすべて除外しています。 ◄
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