■2011.06

日めくり 2011年06月(平成23年)         


2011.06.01 一年が半分過ぎて

3.11を別にしても今年は何かと波乱含みだった。
五十の坂を越えて、自分でもどうにもならない身体の変節も感じる。
何事にも敏感になったり、逆に麻痺していたり、どこか芯が曲がっているような。
そして下半期に向けて、さらなる波乱が待っているという予感も。
衣替えのように簡単に気分替えもできればいいのだけど。


2011.06.02 茶番劇

今日は仕事がこんがらがったので、政局の動向は断片的に聞こえた程度だった。
内閣不信任案が圧倒的多数で否決されたのも驚いたが、
否決となったからくりが概ねわかったときには更に驚いた。
ひっくり返るほどの茶番が演じられた一日だったということか。
「鳩山は最低の首相だったが、菅は最悪の首相だ」という霞が関の囁き通りに、
この二人が「言った、言わない、ウソだ、マコトだ」と茶番の演者になったのだから、
政治不信という名の傷口に粗塩を擦りつけたような一日だったのではないか。
私は別に自民支持ではないし、この政局を「被災者、国民不在の政争」とも思わないが、
日本人として、こんな茶番劇がまた世界に発信されたことが恥ずかしくてならない。


2011.06.03 何とも・・・

強制起訴によって党員資格を剥奪された男が内閣不信任案の可決を目指し、
一年前に総理大臣だった男が、今の総理大臣に向かって「ペテン師」と詰る。
今の非常時に何処まで行くつもりなのかこの政権は。


2011.06.04 あれから8年か

今日の甲子園のバッターボックスには6番・金本、7番・城島。
この二人が2003年の日本シリーズでは敵味方に分かれてホームランを連発した。
その年に知り合った何人かの人たちと仲間になった。
それからもう8年が過ぎた。
そして、今日もまたホークスの杉内から一点も取れなかった。


2011.06.05 毎日迷惑メール

応募やクーポンでも携帯のメアドは極力使っていないのだが、
携帯に迷惑メールがほぼ毎日入る。
そのたびにドメインを受信拒否リストに登録する。
PCならまだしも携帯に入ってくるとまさしく迷惑千万だ。
メアドを変えるか、指定以外のPCメールを受信しないように設定するしかないのか。
以前も書いたが、こんなことで飯が食えているとしたら、それが不思議でならない。


2011.06.06 当たり前だったこと

久々に外回りをしたが、いやいや暑かった。
汗ダラダラで山手線に乗り込んでひと息つこうと思いきや、
節電のため冷房が効いていない。
そういえば高校時代までは冷房車が来たらラッキーだと思っていたが、
長距離電車でなければ、ファンが回って窓が開けられていたら我慢は出来る。
当たり前だったことが当たり前でなくなったとき、何十年前の当たり前が蘇ってきた。


2011.06.07 馬鹿と阿呆

関西の方々は「バカ」といわれると随分と罵倒されたような気になるらしいが、
確かに『空手バカ一代』は怖い人だが、『空手アホ一代』だと単に笑かす人だ。
生まれてこの方、関東の在なので「アホ」よりも「バカ」の方が言い慣れている。
なるほど「バカ」は「お馬鹿」と和らげられ、逆は「ど阿呆」と強調される。
ニュアンスとして「馬鹿」は「阿呆」よりもキツイ表現であるのかもしれない。
詳しいことは書かないが、仕事上であまりにも馬鹿なことがあって、
それはもう阿呆でもなんでもなく、どう考えても馬鹿としかいいようがないことで、
それで先週から仕事がグダグダになっている。
確かに笑えるうちはアホでいいが、馬鹿が見えてしまうとシャレにならない。


2011.06.08 勝ってよかった

普段より45分早く仕事を始め、いつもより1時間早く上がらせてもらった。
実は平日の千葉での野球観戦は時間的に厳しいから今年は見送りかけたのだが、
俺がダメ虎に喝入れたろうと思い(苦笑)、球場行きを決めた。
職場を早めに上がらせてもらってよかった。
下手すると序盤の6得点を見逃すところで、3イニング以降はゼロ行進の3失点だった。
それにしても幕張は遠い。帰宅したときはカレンダーがめくれていた。
やれやれ本当に勝ってよかった。


2011.06.09 千五郎狂言会

国立能楽堂に行ったのも初めてで、狂言という伝統芸能を観劇したのも初体験。
寝不足に加え、仕事で目を酷使してしまったので、睡魔との闘いを覚悟していたが、
いやはや当代・茂山千五郎の口跡の鮮やかさと、立ち振る舞い、迫力に眠気もすっ飛んだ。
そして大いに笑わせてもらった。漫才やコントではなく狂言で笑う自分も可笑しかった。
壁など作らずに何でも体験してみるものだと思った。


2011.06.10 酒宴の場で

そこそこ話が盛り上がっていたところに乱入して違う話をはじめる。
相手の話をちゃんと聞かずに持論に持って行ってしまう。
所詮は、食うための売上や利益とは無関係に生きてきた者の強みと無敵さか。
こちらの僻みもあるが、この無敵さも随分と悲しい。


2011.06.11 四葉のクローバー

ブックオフの通販で買った中古本のページを読み進めていると、
台紙に添えられパウチされた四葉のクローバーが挟まれていた。
元の持ち主が栞として使っていたのだろう。
うっかり忘れてブックオフに売ってしまったか、それとも別の意図があるのか。
見つけたときは「おっラッキー、何かの吉兆かも」と喜んだものの、
わざわざ日付を記して栞を作った誰かさんの思いも伝わるようで、少々複雑ではある。
持っていていいものかどうか、手放すべきではないのか。
どうしたものでしょう。


2011.06.12 ひとり

千葉での野球に始まり、狂言、総会&懇親会、そして週末に埼玉での野球。
久しぶりに能動的な日々を過ごして、なんとも重い疲れが身体に残った。
そして西武ドームから改札口へ雪崩れ込む人の群れに紛れながら、
何故だか「ひとり」であることを強く意識してしまった。
一人で動くのは決して嫌いではないが、たまに人恋しくもなる。
それでいて集団の中にいると無性に一人になりたくなる。
身体が疲れると気持ちも落ち着かなくなってくるのだろうか。
一人では何も出来ない、やらない奴ではあるのだけど。


2011.06.13 車内広告

東急田園都市線は東急の他に、東京メトロ、東武の車両が乗り入れている。
効率だけを求めた東急の車両よりも、ゆとりのある東武の車両が好きなのだが、
もう驚くほど車内広告が少ない。あちらこちら虫食いだらけで非常に寂しい。
その点、東急はさすがに車内は広告で埋まっているのだが、
よく見ると「東京急行」「東急不動産」「東急リバブル」「東急百貨店」と、
東急関連会社の広告ばかり。
その他は「債務一本化」などローンや金融の広告。
車内の広告を見れば日本経済の現状がよくわかる。


2011.06.14 サヨナラ勝ち

関本の打球が右中間に落ちた時、ナインが一斉にベンチを飛び出す。
打のヒーローをもみくちゃにする、岩田も随分と嬉しそうだ。
・・・一度でいいから、生でこういう終わり方の試合を観てみたいものだ。


2011.06.15 ダルビッシュに勝った

今日の中継はダルビッシュに勝った、ダルビッシュに勝ったの一辺倒。
まるでタイガースが総力を上げてひとりの怪物に挑んだみたいな試合だった。


2011.06.16 今年も納税

給料は変わらないのに税金は上がっているような気がするので、
今年は「納税」と記帳させるため、銀行で通帳から納税した。
それにしても全期分の納税で一か月の給料の半分以上が消える。
これで消費税が上がるのかと思うと暗澹たる気分だが、復興目的なら仕方ないか。
出来れば納めた税金で街中に喫煙ブースを作ってもらいたいのだが、、、それは無理。


2011.06.17 BYE

ここ数週間、仕事をグダグダにしてくれた原因がようやく職場を去る。
いい大人がすっかり振り回されたわけだが、
今回のことで、そう都合よくは人を騙せないことも身に染みただろう。
それでも、一生嘘をつき、法螺を吹きながら生きていけばいい。
わたしゃ、もう知らんです。


2011.06.18 原発再開要請?そりゃ無理

石原伸晃が反原発を「集団ヒステリー」と発言したことは批判されるべきだろう。
しかしその言葉に即噛みついた福島瑞穂の言い草は随分とヒステリックに聞こえる。
そんな中、海江田経産相が原発再稼働の要請を示したことに、
各知事の批判が噴出したという。
首相指示で止めた浜岡が例外ならば、
他の原発が浜岡とどう違うのか説明するのは当然だ。
そもそも原発を止めるなら、同時に自然エネルギーの予算を組まなければならない。
原発を停止させる以前に思考が停止しているようでは困るのだ。


2011.06.19 交流戦終わる

今年も交流戦は78勝57敗とパ・リーグの圧勝で終わった。
セ・リーグで勝ち越したのは中日のみ。
結局、パの強さをアピールするためにあるような大会だった。
はっきりいって圧倒的に投手力が違う。
セにはリーグを代表する投手はいるが、日本球界を代表するエースはパに集中している。
やはりDH制によって鍛えられているということなのだろう。


2011.06.20 ひとり去りふたり去り

職場の研修会&懇談会が毎年7月にあって、そこで業界の知り合いを誘うのだが、
毎年のように業界を去る者が後を絶たない。
確かに震災の影響もあるし、大手のチェーン店が仕入れを締めているせいもある。
しかしショップを元気にするのはメーカーであり、ユーザーを元気にするのはショップ。
我々は間接的にその手伝いしかできない。
何とか頑張って業界内にしがみついて欲しい。


2011.06.21 夏至

一年中で一番昼が長く、夜が短い日。
別の言い方をすれば、かったるい時間帯が一番長かったということ。
昔は一年中昼が短かった。そして夜は楽しかった。
20代、30代はよく働いた。毎日が冒険だった。
でもあの冒険の渦中に一体何を夢見ていたのだろう。


2011.06.22 真夏日

今日は一気に気温が上がった。
刺すような熱にジリジリと焦がされるのではなく、
蒸し蒸しと身体の芯から熱せられるという感じ。
ダメだ。なんも考えられん。
寝られますかね、今夜。


2011.06.23 今、気がついた

今月の1日に「一年が半分過ぎて」というタイトルは変だった。
それは7月1日に書くべきことだ。
この歳になると、時間は早く過ぎてしまうとの思い込みがあるのだろう。
10歳の時の一年は人生の1/10。今の一年は1/50。早く感じるのは仕方ないとしても、
1分1秒を刻むスピードはずっと昔から変わらないことも自覚しなければ。


2011.06.24 しゃあっ!

通常のペナントレースに戻り、甲子園に巨人を迎えての一発目を獲った。
帰宅してテレビをつけたのが7時半過ぎ、得点はそのままだったがとにかく勝った。
それにしても、何で、甲子園の巨人戦のナイター中継って、いつ見ても懐かしいのだろ。


2011.06.25 ようやく掛布団と毛布を

家中の窓という窓を全開にして部屋の中を風の通り道にする。
ようやく掛布団を干し、毛布を洗い、悪戦苦闘の末に布団圧縮袋に押し込む。
ところが、ふと見ると灯油が半分入ったファンヒーターが放置してある。
季節の変わり目には敏感のつもりでも、とにかく仕度が遅い。


2011.06.26 リカバリー

どうもPCの調子がおもわしくない。動作が重く、画面の切り替えが鈍い。
根拠もなくクリーンアップしたり、デフラグをかけたりしてみるがダメ。
ならばとフォーマットし直してみるかと思いきや、今度はリカバリーディスクがない。
マシンを買ったときについてきたはずだと、だらしなく積み上げた棚を漁る。
いらなくなったCD-Rや正体不明のディスクばかりが出てくるのに閉口しながら、
リカバリーすべきは自分自身なのかと思う。


2011.06.27 早まったか・・・

布団と毛布を圧縮して片づけてしまったことを後悔。
とくに朝方の冷えはタオルケット一枚ではかなり堪えた。
そうだった、今は夏でも春でもなく季節は梅雨か。
実は幾つになっても季節が読めない奴でした。


2011.06.28 人身事故

早朝から人身事故で東京メトロ副都心線のダイヤが乱れた。
要町駅はホームドアもあるので、普通なら人身事故など起こらない。
間違いなく飛び込みだと思うのだが、帰宅時のホームはいつもの風景。
駅員も淡々と普段どおりに仕事をこなしている。
彼らの業務日誌は昨日のより少し文字数が多いのかもしれないが。


2011.06.29 節電と放射能測定

駅前で市の職員がビラを配っていた。
わが町でも独自に放射能測定を実施するという。
近所の保育園も測定場所になっており、PTAなどから強い要望が出されたのだろう。
みんな基準値を下回る放射線量という保険を欲しがっているのかもしれない。
それよりも節電にかこつけた行政サービスの短縮が気になるのだけど、
考えてみたらこの町には住民票を移していなかった(苦笑)。


2011.06.30 阪神公式掲示板の閉鎖

タイガースの球団HPから掲示板が消えた。
思えば8年前の半年間、私はあの掲示板に夢中になって書き込みをしていた。
実質、私のネットでのデビューで、ここで多くの友人を得た。
2003年は18年ぶりのタイガース優勝の年で、
ボーダーたちは、長い暗黒時代から開放されるのだという思いを共有していた。
その意味ではボーダー全員が戦友のようなもの。
最近はたまに情報を探りに覗く程度になってしまったが、
もう無責任な匿名の熱狂しか感じることができなくなっていた。
さらば阪神公式掲示板。あの楽しかった日々は自分の中では永遠です。

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