■2013.02

日めくり 2013年02月(平成25年)         



2013.02.01 キャンプ初日

いよいよ2013年シーズン到来。タイガースはキャンプのスタートを切った。
(いや、阪神以外も全球団が本日キャンプ初日なのだが)
毎年、この日のデイリースポーツを読むと優勝は間違いないと錯覚してしまう。
「和田監督、チェンジ、チャンス、チャレンジの誓いで逆襲誓う」
「藤浪のブルペンに200人が注目」
「全野手対象の夜間練習で水谷イズム注入」
「福留、西岡と共闘で虎に新風吹き込む!」
錯覚も夢のうちか。いやいや誠に楽しい。
しかし、得てしてオープン戦が始まり、開幕が近づいてくると雲行きが怪しくなる。
「○○、右肩に違和感で別メニュー」
「ショック、、、○○、開幕絶望か!?」
「スカウト、緊急渡米へ」
「和田、悲壮な決意。開き直ってやるしかない!」
・・・こうならぬよう、せめて怪我には気をつけてもらわんと。


2013.02.02 南風

時間に追われながら日本橋界隈を走った。
いやはや暑かった。ジャンパーをリュックにねじ込みシャツ一枚で十分だった。
気温18度。度が過ぎる立春前のいたずらか。
まだまだ真冬だということを頭に入れておかなければ風邪をひく。


2013.02.03 第34回ヨコハマ映画祭

今年は「ヨコハマはモリタを忘れない」と題し、亡くなった森田芳光監督を追悼する。
既存の新人監督賞を“森田芳光メモリアル新人監督賞”と名を改めた。それはとてもいい。
上映された三本もそれぞれ素晴らしく、大いに盛り上がったのはよかったと思う。
しかし集客のためかビックネームに主演男女優賞を与えるのはいかがなものか。
今回の阿部寛と松たか子の受賞作品はベストテン下位とランク外だった。
去年の瑛太といい、一昨年の豊川悦司といい、どうも作品の評価と比べて歪さを感じる。
手作りの映画祭も今年で34回目。もう無理にメジャー感を出す必要などないではないか。


2013.02.04 市川團十郎さんの逝去

東銀座の東劇ビルには、新装される歌舞伎座のカウントダウン時計がある。
歌舞伎座で歌舞伎を観ることは私の当面の目標だった。
出来ればそこで『勧進帳』が観たかった。
さらに絶対に團十郎の弁慶が観たかった。
芝居好きの友達が絶賛していたからだ。
四月にこけら落としとなる歌舞伎座。その中心となるべく大名跡がなんてことだろう。
芝居は大河ドラマの『春の坂道』しか知らない自分ごときが・・・と思いつつも。


2013.02.05 柿の種のプラスティック容器に

とくに目的があるわけではないが、500円玉を貯めている。
200枚貯まったら10万になるのか、なかなかすごいな。
ところが悪い性分で早く貯まった結果が見たくなる。
そうなると自然と500円玉が使えなくなる。
言い換えれば500円玉が欲しくなる。そうなると札から崩していく。
150円のお茶にわざわざ1000円出して500円を集め、
700円の買い物ならなら1200円出して500円の釣りを貰っている。
それで寝る前に財布に集まった500円玉をせっせと容器に入れるのだ。
いやはや札のとけていくのが早いこと、早いこと。
一日500円を4枚も溜めればそうなる。
あるとき、ふと気がついた。
結局、銀行から紙幣を下ろして500円玉と両替しているだけではないか。
不毛だ、不毛すぎるなり。


2013.02.06 ほぉ~

帰りに町田に寄るつもりで特急ロマンスカーに乗ったはいいが、
爆睡して秦野まで行ってしまう。まったく乗り過ごすにもほどがある。
鈍行でたらたらと戻りながら、ふと目についたのが出身大学の車内広告。
教鞭をたれている男の写真に、えっ、と身を乗り出してしまう。
これは講師として新任してきた、あの頼りなげだった○○ではないか。
ほぉ~、偉そうに髭など生やして、肩書も教授になっているではないか。やったなぁ。
こっちは不安定な業界を渡り歩いてきたが、彼はずっと漢学ひと筋に生きてきたわけか。
これで突然、学生時代のツレでも乗り込んで来たら小田急線も銀河鉄道になる。
柄にもなく少し楽しい気分になり、乗り過ごした甲斐もあった。


2013.02.07 飲みにけーしょん

自分の仕事に対する考え方が職場の中で浮いている気がしていた。
正直、そこにわだかまりも感じていたのだが、
先に帰った連中がブクロで飲んでる噂を聞いてドタ参した。
コップ酒を三杯もあおれば良い気持ちになる。
良い気持ちになれば、ちょっとしたわだかまりも溶けていく。
結局、コップ酒三杯でどうにかなってしまうわだかまりだったのか。
う~ん、安い。


2013.02.08 こむらがえり

たっぷり寝ておこうと思っていた矢先にふくらはぎに激痛が走る。
「あ~クソ、来たか!」と半身になってつま先を捻じ曲げて耐える。
もう痛ぇやら、情けねぇやらでマジで泣きたくなる。
よくサッカー選手が脚をつってピッチで悶絶しているのと、
私が惰眠をむさぼっている最中に脚がつるのとでは根本が違うのだろうが。


2013.02.09 侘寂(わびさび)

20代の頃、営業担当地区は埼玉県全域のビデオショップだった。
ときには土日の休みも惜しまず、深夜になっても営業して回ったものだ。
もちろん私も若かったが、業界も若かった。
売る側の我々も、買う側の社長さんたちも共同作業で商売繁盛のノウハウを模索した。
先行していたアメリカ市場の視察に同行したこともあった。
だからあの頃のショップの社長さんたち何人かは戦友ぐらいに思っている。
今日、川越-入間とバスに揺られながら、当時の有力店が閉鎖しているのを目にする。
年間で2億近くも売り上げていたのが嘘のような真っ暗な店内。
ビデオショップは衰退する一方で、とても未来など語る余地はないにしても、
こうして過去までが消えていくのは何とも侘しく、寂しい。


2013.02.10 今年も長谷の観音様へ

三連休の中日。鎌倉、江の島方面はさすがに渋滞していた。
遅々として進まぬ車にイライラし、母親と毎度のように大喧嘩しながら長谷寺へ。
観音様、阿弥陀様、大黒様、弁天窟の十六童子に家族の無病息災を祈りながら、
また帰りの車であーでもねーこーでもねーと口喧嘩がはじまる。
親を罵倒したことの反省など微塵にも考えていないが、
この歳で喧嘩が出来る親の健在には大いに感謝している。


2013.02.11 「ごちそうさま」

何かで最も美しい日本語は「ありがとう」だと聞いたことがある。
私が最も好きな日本語は「ごちそうさま」かもしれない。
考えてみると「ありがとう」「ごちそうさま」をいえるのは幸せなとき。
それをどれだけ口にしてきたかで人生の幸福度が計れるかもしれない。
いやそんな大袈裟な話ではなく、どんな食堂でも必ず「ごちそうさま」はいう。
食い終わったら黙って出ていく食券の店でも「ごちそうさま」は忘れない。
不味いめし屋のときでもボソっと「ごっさま」くらいはつぶやく。
単純にそれをいわないと食事を済ませた気分になれないのだ。
今日のように部屋に籠りっ放しの一日が何とも味気ないのは、
誰にも「ごちそうさま」をいっていないからだろう。


2013.02.12 何なんだろう

北朝鮮が核実験を強行したという速報が入った。
ニュースでは「アメリカ合衆国への本格的な脅威」とのオバマの声明を伝え、
メンツを潰されたと、中国が緊急に駐在北朝鮮大使を呼び出したことを紹介する。
いやいや、日本がいよいよ危機に直面しているのが一番の問題ではないのか。
我が国を差し置いて合衆国の脅威も中国のメンツも二の次の話だ。
どうも沸騰する国際世論の陰で日本全体が鈍感になっているのを感じる。
実は自分がそうなのだ。あの国のやることに殆ど驚かなくなっている。
そもそもニュースそっちのけで録画していたR-1を見ていた。
何なんだろうこの感じは。


2013.02.13 レスリングが五輪から消える?

先ずそんな議論の俎上にレスリングが乗せられていたことに驚いた。
五輪で採用されている格闘技は柔道、テコンドー、ボクシング。フェンシングもそうか。
その中でも裸体で闘うレスリングこそ古代パンクラチオンを源流にしながら、
競技として体系化した近代オリンピアの華ぐらいに思っていた。
日本のお家芸云々は別にして、そこまで競技人口が少ないということなのか。
プロが確立し、世界中でオープン大会が開催されるテニスやゴルフなんて五輪に必要か?
五輪競技の原点たるレスリングが消えるなどあまりにも納得がいかない。
野球やソフトボールと違ってレスリングのインフラ負担など無いに等しいではないか。
悪い冗談だと思いたい。


2013.02.14 仕事帰りに映画2本

「午前十時の映画祭」は三年越しに100本を完走したが、
その副産物で映画館のポイントが貯まって何本も無料で観られる。
だからといって無理に映画館に行く必要もないのだが、
たまたま渋谷で2本見ても23時には終わるスケジュールなので、強行してみた。
学生時代はオールナイトで5本立てに行き、そのまま早朝野球に参加して、
その日も3本観るというおバカなことをやったものだったが、
さすがに50過ぎると仕事帰りの2本は明日にダメージが残りそう。
あっ、そういえば今日はバレンタインデーだったか。
そう思うと「仕事帰りに映画2本」という表題よりも、
「バレンタインデーにひとりで映画2本」の方が哀愁が醸せたかもしれない。
いや、そんなものを醸してどうする。


2013.02.15 気持ち悪っ

びっくりする数字が新聞の社説に載っている。
「平成24年中に日本の政府機関や企業などを狙ったサイバー攻撃が約78億件」
「中国が発信元とされる攻撃は過去2年で25億件に達した」
78億件って、、、日常、秒単位でサイバー攻撃が発動しているということか。
周知のようにこの度の遠隔操作男の逮捕は少しも犯罪抑止力になっていない。
犯人がひょっこり顔を出したところを三毛猫ホームズが捕まえたようなものだ。
しかも何件もの冤罪を産んだ末の逮捕となるとまだ疑心暗鬼の渦中にある。
それにしても78億件分の悪意がこの国に蔓延しているということか。
最近、どうも「気持ち悪っ」と感じてしまう事象が多すぎる。
私もたまに満員電車でJKにキモっと顔されるが、表に面を晒しているだけマシか。


2013.02.16 北風

自転車をなぎ倒すほどの強い北風。いやはや寒かった。
こんな日はカフェに籠って小説でも読むに限る。
そんなことでコメダ珈琲、サンマルクカフェ、モスバーガーを梯子した。
おかげでコーヒーを何杯飲んだことか。
カフェインには利尿効果もあるのだろう、寒さも手伝って何回もトイレに行った。
もしかすると本の内容が頭に入る分だけ、下から出ているのではないか。


2013.02.17 マイナーチェンジ

部屋のインテリアをリニューアルしようとホームセンターでスチール棚を物色。
ずっと気になっていたのが、押し入れの収納ケースがむき出しになっていること。
そこに何でもかんでも放り込めば楽なことは楽なのだが、
部屋の景観を台無しにしていることは間違いないので、何とかすることにした。
いや、景観やらインテリアやらをいうのなら、
洗濯バサミにぶら下がったままのくつ下とパンツを何とかせえよという話だが。


2013.02.18 雨水

天井から雨水が漏れてきたという話ではない。
今日は二十四節気のひとつ「雨水:うすい」。
空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる、という意味。
草木が芽生える頃で、昔から、農耕の準備を始める目安とされてきた・・・らしい。
ところが今日も春の兆しらしいものはなにも見えず、ひたすら寒かった。
それでも日も延びてきたし、梅の花も咲いてきた。
隕石も飛んできたし、G20では「円安誘導はしていない」と麻生太郎が大嘘をついた。
おかげで株も軒並み高値をつけたし、高梨沙羅は最年少で総合優勝に輝いた。
実家から渡されたおにぎりが9個。それも全部腹におさめてまた腹が出た。
動いているのは季節だけではない。


2013.02.19 オトナ買い

付き合いが異常に狭く、何かにつけて小説ばかり読んでいた父親が、
ふと見ると居眠りばかりするようになってきた。
こりゃいよいよヤバいなと思い、せめて小説ぐらいは読んでくれということで、
ブックオフで佐伯泰英の『居眠り磐音 江戸双紙』全42巻をオトナ買いした。
職場の先輩たちも愛読しているので、年配者にはもってこいだろう。
ところが42巻コンプリートで揃った背表紙を見ているうち、
親父に渡す前にまず自分が先に読んでやろうかという気になってきた。
そもそも親父に読ませるために買ったというのが何ともアレなので、
「読み終わって邪魔なんで持ってきたけど読むか?」というスタンスにしたい。
にしても42巻ってすごい。どれぐらいで読み切れるのだろ。


2013.02.20 ロコモ

ロコモ;運動器症候群:ロコモティブ・シンドローム(locomotive syndrome)
遅いのか?今朝のニュースで初めて知る言葉だ。
ロコモ? 舌足らずがNTTの話をしているのではない。
要は「運動器自体の疾患」と「加齢による運動器機能不全」のこと。
今後はメタボとロコモが健康の指針となっていくらしい。
自己診断として、目を閉じて片足立ちで30秒耐えられるかをやっていた。
あるいは立ったまま靴下を履けるかどうか。
立ったまま靴下を履く?いや、それはいつもやっていることだ。
試しにやってみたが、これは超楽勝だった。
むしろ座りながら靴下を履くと出っ腹が引っ掛かるし、ゴロンとひっくり返ってしまう。
あっ、それがメタボとロコモなのか。


2013.02.21 所在なげに

仕事が終わり、みんなと事務所を出ればなんてことないのだが、
なんとなく帰りそびれてひとり残ってしまう。
こういう時に「ふと我に返る」とロクなことはない。
いつまでこの仕事をしているだろうなどと余計なことを考えてしまう。
なんとか鍵を閉めて外に出たはいいが、腹は減っていても食いたいものが浮かばない。
大都会の喧騒も善し悪しで、とにかく人いきれやネオンがうるさい。
最近、平日に映画館に寄るようになったのは、流行の「冬うつ」って奴かもしれない。


2013.02.22 ダブル会議

毎日の繰り返しで同じような仕事が入ってきて、それをこなしていく。
そうなると今日のように会議が続くと一気に仕事が溜まってしまう。
しかも会議が終わればそのまま懇親会になだれ込み、
必死こいて仕事を消化している間にも酒が運ばれ、つまみが用意されていく。
もう、そういう職場なので仕方ない。こういう体質を羨ましいと思う人もいるだろう。
終いには乾杯の音頭が聞こえて来て缶ビールのフタを開ける音が響く。
そうなると馬鹿馬鹿しいので溜まった仕事も後回しで、遅れて乾杯に参加する。
時計の針はまだ17時を過ぎたばかりではないか。
絶対にこんな職場が永遠に続くわけはないと思いながら、グィっと剣菱をあおった。


2013.02.23 でもって

酒盛りがはじまって中止した仕事の残りをやりに土曜出勤。
何が「月に一度は慰労を兼ねて懇親会をやりましょう」だ。
ま、いいけどさ。


2013.02.24 さすがに2月は逃げてく

俗に「1月いく、2月にげる、3月さる」などというが、
確かに来週の日曜日がもう雛祭りだと思うと2月は早い。
冬の行事を終えたと思ったら、すぐに春の行事の準備に入るのも2月の慌ただしさか。
商売は二八が鬼門だなどといわれる。
確かに稼働日が3日も少ないのに家賃と人件費は同じとなると、
資金繰りでもたつくなんてことは、日銭商売などでは起こりうることだ。
商売人から足を洗っても、銀行残高にため息をつくのは今も同じなのだが。


2013.02.25 ご時勢

昨日、ようやくスチール棚を組み立て、本などをコンテナに区分けして収納した。
こういうご時勢なので、重い物は下に置く。ご時勢とはズバリ地震だ。
3.11が近づくにつれて復興関連のテレビ番組が増えてくるのだろうが、
地震がご時勢になるとは、まったくとんでもない時代だ。
今日も仕事中にグラっときた。日光で震度5強だという。
生活習慣上の健康のことよりも怖いのは地震だという人は多いだろう。
それにしても、すっかり鳴らなくなった緊急地震速報はどうしたのか。


2013.02.26 案の定、このオチ

先日のオーストラリア戦の中継を観て、俄かに火がついてきた。
今までの2大会はもう内なるナショナリズムが燃えたぎった。
日の丸を背負って戦う以上、絶対に勝たないかん。
行けっ、頼むぞ!命を懸けろ!侍JAPAN!!
そしてWBC日本代表の強化試合が始まる。相手を務めるのは阪神タイガース。
マウンドには内海。田中、マエケンがパっとしない中、先発陣の不安を一掃したい。
・・・何やってんだ上本、大和!内海を潰しちゃれ!!


2013.02.27 大食いは慣れる

例えば500gある池袋のパスタ屋のパスタ。
小田急相模原の萬金の餃子20個。
同じく鉄龍山の韮鉄餃子13個など。
初めて食べたときは腹一杯になって苦しかった
ところが今は普通に平らげるばかりか、寝る前にちょっと小腹が空く。
油料理や揚げ物はめっきり弱くなったが、大食いは慣れる。いや胃が学習するのか。
どうやら私の場合、頭よりも胃の方が賢く、呑み込みが早い・・・胃だけに。


2013.02.28 月末残業

月末に請求仕事をやる羽目となり、これから月末残業が常態化する。
凡その流れを教えてもらったが、人が作ったフォーマットをなぞるのはしんどい。
かといって金が絡むことゆえ、勝手に作り変えるのも正直びびる。
とにかく月末の夜は遊べなくなったのだけははっきりした。
それにしてもこの職場、何ゆえ不得意な仕事ばかり回してくるのか。
ま、やれといわれればやりますが、どうなることやら。

                           

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