■2015.07

日めくり 2015年07月(平成27年)         



2015.07.01 淡くテンプレート新装

一年も半分が過ぎた節目ということもあるが、
寺社をめぐりながら、あまりにも紫陽花が綺麗だったので、
単色ながら紫陽花イメージのテンプレートに変えてみた。
先月までの健サン×文太も一部ウケしていたのでこちら?へ保存した。
自分の趣向としては渋いインパクトなのだが、
こういう淡いのもたまにはいい。
しかし淡いという字は水と炎がせめぎ合っているようにも見える。
何かと腹の立つことの多い毎日でも、つとめて淡々としていられれば。


2015.07.02 なでしこ決勝へ

「彼女たちのいじらしさに感動しない奴は間違いなくイモだ。」
などと「日めくり」で暴言を吐いている4年前。
こちらはつい大きな相手に立ち向かう彼女たちをいじらしいと見てしまう。
なでしこJAPANは女王です。ディフィンディングチャンピオンです。
何だかんだ言われながらも準決勝のピッチに立って、
ラッキーな勝利だったとしても決勝に駒を進めている。
そこに風格と貫録を見出せなかった自分も間違いなくイモだったのだ。
さぁて、決勝の相手は宿敵・アメリカ。
「金メダルはとられたが、W杯は渡さない」と宮間キャプテン。
頼んます。やっちゃってください。


2015.07.03 研修会

これを書くのは7年連続。今年も7月第一金曜日がやってきた。
ホテルメトロポリタン池袋での職場主催の研修会。
毎年、参加者の勧誘の調整をやらされて、グダグダで当日を迎えるのだが、
数年前の参加者200名の快挙から始まって、去年の研修会は300を超えた。
内閣府、東京都の職員から現職警察にOB、防犯協会の補導員のおばさんから、
AVのメーカー、監督、問屋、プレス・印刷屋からプロダクションのスカウトまで、
取り締まる側と取り締まられる側を片っ端から掻き集めて今年は400名超え。
何が懇親会だかわからない混沌とした中で5時間あまり。
終了後は例によって参加を呼び掛けた旧知の仲間と飲み会でひと息つく。
疲れたが、同時に贅肉もたっぷり増やした一日だった。


2015.07.04 寝た

職場では仕事が溜まりまくって職員が土日出勤で処理することになったが、
こちらは丁度母親の通院日で病院に付き添わなければならない。
ところが病院を出た後、朝からどんよりとしていた頭痛がひどくなる。
脳梗塞の経過受診に付き添った側が頭痛とは少々シャレにならないが、
車の運転は止めとこうと、母が楽しみにしている園芸店まわりはパスし、
早々にアパートに戻って爆睡した。
目が覚めたら夕方の6時。頭痛は引いている。
単なる二日酔いだったのか。
タイガースも連敗を止めたようで、久々の週末の昼寝も悪くないか。


2015.07.05 休日出勤

最寄りの東急田園都市線の中央林間駅は始発駅。
しかし平日の朝は各駅停車のみの運行なので、
五つ先の長津田駅で準急の始発に乗り換えることになる。
東京に近づくにつれて満員電車の混み方は半端でなくなり、
一日のストレスが毎日ここから始まっていく。
その点、日曜日の出勤はチョー楽。
まずのっけから中央林間に急行の始発が待っていて、余裕で座ることが出来る。
電車の運行もスムースでまず遅延など起こらない。
通勤ひとつとっても土日出勤で、平日休みはありがたいのだが、
そもそも子供がいるわけではないので週末に休む必要などない。
むしろに平日休みのメリットたるや計り知れない気がする。
親の病院にも付き添えるし、役所や銀行関係の用足しにも便利。
行楽地も空いているだろうし、一泊旅行の宿代も安い。
強いてデメリットをいえば、週末デーゲームの阪神戦に行けない程度か。
職場のお偉いさんにその辺りを考えてもらえんものかと思う。
ここに書いてもなんの解決にもならんのだが。。。。


2015.07.06 なでしこ散った

あらかじめ書いておくが、実に情けない決勝戦だった。
スコア2-5。アメリカとの力の差を嫌というほど見せつけられての惨敗。
ディフェンディング女王だったなでしこに「よく頑張った」は失礼だろう。
きっと彼女たちも同情されるなら叱咤された方がありがたいに違いない。
サッカーの戦術や戦略はよくわからん。
ただ試合前、戦線離脱した安藤選手の合流に和気あいあいのなでしこに対して、
アメリカの選手はもっとシビアに悲壮感を漂わせていたのは印象的だった。
終っちまったものは仕方がない、今日は存分に打ちひしがるがいい。
なでしこJAPAN、これからの彼女たちの捲土重来に期待したい。


2015.07.07 ギリシャ危機?

キューバ危機というのは聞いたことがあるが、
このところ耳にするのがギリシャ危機か。
「借りたものは返せ」「無い袖は振れん」。この応酬をやっているわけだ。
我々の感覚だと「返すのが当然」だが、
ギリシャの文化だと「貸した方が悪い」となるのか。
ギリシャ文化って考えてみればヘレニズム文化のことか。
確かヨーロッパ文明はヘレニズムを源流としているのはなかったか。
って、これ以上書くと墓穴を掘るので止めておくが、
EUも厄介なお荷物を抱えたものだ。
突拍子もない言動で結果的にそのEUを翻弄しているチプロスという首相。
単なるアホだと思っていたが、とんでもないヤマ師に見えて来た。


2015.07.08 そのギリシャを笑えるか?

膨大な借金を抱えているという意味ではまったくギリシャを笑えない日本。
そんな日本に5年後オリンピックがやってくる。
すでに神奈川、千葉、埼玉での競技開催とコンパクト五輪の看板は早々に外したが、
新国立競技場とやらのアーチは外せないらしい。
左は朝日、中日から右は讀賣、産経まで、珍しく社説の論調が一致。
あっさりと了承したJSC会議に怒りの論調で「とにかく止めろ」と。
不思議なのは十年前の計画ならいざ知らず、たったの一年で一気に膨らんだこと。
杜撰な計画のうえに誰も責任を取ろうとしない。
2500億超のトンデモ国家プロジェクトだ。


2015.07.09 苦笑いのサヨナラ勝利

7月に入って東京の日照時間が記録的な少なさだということだが、
輝く我が名ぞ阪神タイガースの7月の勝利数も寂しい限り。
今夜は相手捕手のパスボールでサヨナラ勝ちを拾ったが、
明日からの東京ドームの巨人戦が心配だ。
ふと気がつけば明日のレフトスタンドのチケットを買っていたではないか。
よっしゃ!明日は勝たしてやる。


2015.07.10 クソ歯痒い試合

東京ドームのレフトスタンドに何度も洩れるため息。
2-4で負け。2点は犠牲フライと内野ゴロの間の得点でタイムリーなし。
巨人も往時の強さはなく、何度も流れをくれるのだが、ことごとくモノに出来ない。
いやはやまったく以ってクソ歯痒い試合だった。
今夜の試合、来週の今頃にはすべての場面が記憶から消えていることだろう。


2015.07.11 クソ暑っ

クソなる表題が続いて恐縮だが、本当にクソ暑い週末となった。
本来は梅雨の晴れ間の洗濯日和と書きたいところだが、
そういう穏やかな次元の陽気ではなく、猛暑どころか酷暑となった。
午前中は冷房の効いた映画館で過ごしたが、外に出た途端に「モアっ」とする熱気。
予定では午後に母親を車に乗せて園芸店に付き合うことになっていたが、
さすがに急激な暑さに老母も外出は辛かろうと中止。
そこで一人気ままに江ノ島まで行き、鎌倉の腰越から材木座あたりの寺社をめぐった。
腰越といえば源義経が鎌倉入りを止められて逗留した満福寺があり、
日蓮上人最大の危機となった龍ノ口法難の龍口寺がある。
更にその隣に鎌倉幕府に斬首されたモンゴルの使者を弔っている常立寺もある。
ぼたもち寺として有名な法源寺の庫裏を訪ねると熱いお茶を出してくれた。
あっ、こういう時に熱いお茶ってありなんだと思ったものの、
ちょっとした歴史散歩をシャレていても、太陽がジリジリと刺さってくる。
黒シャツに潮を吹かして散歩もあったものではなく、早々に江ノ電に飛び込んだ。


2015.07.12 抗議集会と「天声人語」

政府の安保法案の審議が大詰めを迎えようとしている。
そんな中、朝日の「天声人語」の記述には呆れたというより笑わせてもらった。
昨夜、都内の学生たちの呼び掛けで国会に抗議行動のデモが集結した件。
朝日新聞にとって、その抗議集会に集まった叫びは「壮観」であったらしい。
「コールが起こるのは当然」、「抗議行動の参加者は増え続ける」とし、
「連帯は強まりこそすれ、と感じる」と結んでいる。いやはや煽る煽る。
残念ながら件の抗議集会のことは「天声人語」を読むまで知らなかった。
「壮観」でも何でもなく、どうにも息吹すら伝わってこない。
実はそのことをもっとも嘆いているのが朝日自身だろう。
「人々が主権者である社会は選挙ではなくデモによってもたらされる」との記述。
哲学者の言葉を引用してまで必死なのだが、この記述は看過できない。
「集会の自由」は憲法で保障されているとはいえ、「選挙ではなくデモ」とは酷い。
大新聞自らが選挙投票を否定してしまったようだ。
「天声人語」的には60年、70年安保の抗議デモへの郷愁なのだろうが、
集会による連帯こそが尊いのだという発想が徹底的にダメなのだ。
おかしな色のついた輩の反原発集会の結果、保守層は一斉に原発推進に傾いた。
自分は原発を推進しないし、解釈で乗り切ろうとする安保法案にも賛成しない。
しかし徒党を組んでの「連帯・連帯」のコールだけは生理的に受け付けない。
自分のデモや集会に対する嫌悪感もそれはそれで異常ではあるのだろうが、
少なくとも「天声人語」が絶賛する昨日の抗議行動など、
安倍晋三も政府自民党も屁のツッパリほども思っていないことだけは断言する。


2015.07.13 『バケモノの子』絶賛

映画を観終わった帰りの電車で改めて思ったのは、
バケモノと人間の触れ合いというテーマとしても、父と子、師と弟子の話としても、
少年の成長物語としても、自己喪失とアイデンティを探す旅としても、
この映画はそのどれもが類型の域を出るものではなかったということ。
それでも監督の細田守のストーリーテラーぶりに最後まで引っ張られていた。
もっと言えば映画館の座席にいて、映画体験の至福に前のめりになっていた。
素晴らしい映画体験をしている観客は例外なく前のめりで集中しているものだ。
笑わせ、泣かせ、ハラハラドギドキの119分。
新作映画を殆んど観ない自分だが、確信犯的に暴言を吐かせてもらう。
間違いなく今年のベストワンだろう。


2015.07.14 嫌な感じ

大学時代の友人が高見順の『いやな感じ』という本をえらく気に入っていて、
「読んでみろ」と薦めてきたことを思い出す。・・・未だに読んでいないが。
しかしこのクソ暑さ。梅雨明け宣言は出ていないので梅雨の中休みだというのか。
ニュースを見ると群馬の館林駅前の温度計は40度を表示していた。
みんなが暑い暑いとフーフーやっていて、熱中症でお年寄りが亡くなっている。
とんだ梅雨の晴れ間ではある。
それでいて日本列島は度重なる地震と火山活動。
南の方では台風11号がとぐろを巻く、まるで悪性の腫瘍のように。
何だか底なしの闇に取り囲まれているみたいな最中ではあるのだが、
政治は安保法案可決、原発再稼働の方向にどんどん進んでいき、
自分は着々と夏休みの遊びの計画を進行させているのだ。
それはそれ、これはこれで動いているのが世の中の真理というものか。


2015.07.15 安保法案、衆院特別委員会で可決

明日にも衆議院本会議で採択=可決という流れになるのだろう。
新聞は世論調査を根拠に安倍政権と国民との乖離が顕著になったと書き立てる。
しかし野党や国会前のデモ連中と、その他大勢の一般国民との乖離はどうだろう。
軍備を拡大させる中国が我々の知り得ること以上の脅威であるならば、
国際法でも認められている集団的自衛権は必要であるに違いない。
戦後70年の平和が「憲法9条」によってもたらされたとの常套句が正しいのか、
単にアメリカ軍の核の傘に入っていたことで得られた平和だったのかは解らない。
解らないが、憲法違反の誹りを受けての解釈変更が正しい筈はない。
もともと解釈で進んでいく危うさは誰でも感じていたことで、
だからこそ堂々と憲法を改正せよというのが自分の主張だった。
解釈を封じ込めるための改憲を求めていたので、今回の可決には情けない思いが強い。
アメリカに作られた憲法をアメリカの要請で解釈を変える。
つくづくこの国は独立国家ではない。


2015.07.16 羽田圭介氏のコメントに思う

お笑い芸人、ピース又吉直樹が芥川賞を受賞したことが大いに話題になっているが、
もう一人の受賞者、羽田圭介氏の受賞コメントが素晴らしかった。
端折りながら引用する。
「最近いろんなメディアや論調でも右か左かとか、高齢者対若者とか対立構造を作る言説がもてはやされ、なぜそんな幅を効かせるのか」
「地元から離れて祖父母と暮らす人たちは、老人の姿や顔があまり見えない。だからこそ自分と若い人たちが関係ない年上の世代のことを、すごい優遇されていると簡単な二分化された構造を作ってしまう」
「世界じゅうどこでも自分が住んでいる国と近いところと仲が悪くなったりしやすい。日本だとどこに対しても海は必ず隔てているので、相手の顔を見ないで言うことは簡単」
「憎んでいる相手の顔が見えないから簡単に言えてしまう。実態性がないまま憎むべき相手を作ってしまう」
「相手の顔が見えたときにどういう行動を取るか。異なる価値観とか異なる時代を生きてきた人に対して、顔が見える状態でどんな行動を起こすか」
・・・・パチパチパチ(拍手)まったくその通りだと思う。
羽田圭介氏のコメントは今の風潮の「入り口論」に過ぎないのかも知れないが、
とにかく今は凄まじい勢いで右だ左だとレッテル社会が進行しているのは確かだ。
価値観の二極化はやがて原理主義に繋がる。
もはやそれが世界の潮流なのだろう。日本もその潮流に呑まれつつある。
隣国の親日・反日を笑えないのではないか。
この度の安保法案に対する国会の議論でも、国民の世論でもそれを感じる。
衆院特別委員会でプラカードをテレビカメラに掲げた野党連中は茶番だと思うし、
マスコミの言論封じ込めの勉強会をやった自民党議員を心の底からアホだと思う。
二極化された価値観の下、お前はどっちだと言われても、どっちにもつかん。
でも双方の言い分は聞く。そこに真実があるのかを見極める人間を目指したい。


2015.07.17 新国立競技場、計画白紙へ

もうすっかり頭の中にインプットされてしまった新国立競技場のイメージデザイン。
最初はキテレツに思えた建物もいつしか馴染んでしまっていた。
まぁ神宮のヤクルト戦のたびにあれが目に入ったら凄かったと思うが、
ない袖は振れないのだから仕方あるめぇな。なんともシマらねぇ話。
今後は五輪開催まで工事が間に合うのかという心配に晒されるわけだ。
過去の開催でそんな話題が出るたびに笑っていたのだが、日本もその轍を踏む。
先ずは不景気面した文科相の下村某にはとっととお引き取り願って、
図面よりも工期計画よりも責任者を明確にしてもらわないと。


2015.07.18 叔母を見舞う

母を連れて叔母を見舞いに東向島のリハビリセンターに行く。
叔母が入院したのが2012年の年末だったので、もう2年半だ。
もはや入院ではなく入居が相応しくなり、この環境にすっかり慣れてしまったか。
むしろ退院して改装を終えたマンションに戻ることの方が不安だとも。
確かに入居仲間やヘルパーが慌ただしく行き交うセンターの喧騒から、
深夜まで誰もいないマンションの部屋は寂しいだろう。
それを想像するといたたまれなくなる。


2015.07.19 汗ぐっしょりと焼き肉

頭からバケツで何度も水を被ったように汗で全身ずぶ濡れになりながら、
文京区の関東三十六不動霊場と江戸三十三観音をめぐる。
いやはや暑いのなんの。早鳴きの油蝉が小憎らしいたらなかった。
それでも夕方に約束していた職場の若いモンとの焼き肉を励みに頑張る。
何人かで焼き肉を頬張るなんて何年ぶりのことだろう。
奮発して“特上食べ放題4800円コース”にした。
特上カルビに、中落ちカルビ、特上ロースに特上ハラミ。
いや、とっても旨いのだが思ったよりも量が食べられない。
はっきり霜降りのサシに胃袋がついていけない。
これが歳なのか、もともと貧乏性なのかはわからないが、
安いコースならもっと食えたような気がする。
そもそも「食べ放題」って奴とは縁を切るべきだろうか。


2015.07.20 G戦上のありゃ~

実はとっくに日程の半分は消化しているのだが、便宜上、プロ野球は後半戦に突入。
輝く我が名の阪神タイガースはのっけから甲子園で巨人を迎え討つ。
せっかくの祝日、珍しくテレビ観戦することにした。
初回、巨人に先制を許すものの、岩田が好投して0-1のまま終盤に。
試合は「次の一点がどちらに入るか」という展開だと思った途端に長野に一発。
ハラホロヒレハレ~という間に完封負け。ダメだこりゃ。
そもそも打倒巨人を使命に80周年を迎えた球団が、Wスコアで負け越し。
ホント情けないのぉ~おまいら。


2015.07.21 そして、セ界恐慌は続く

何とか杉内を攻略して際どい勝利。
またしてもセ・リーグ6球団すべてが借金生活となった。
「乱セ」やら「混セ」やらといわれるが、「セ界恐慌」が相応しい。
交流戦でパにやられまくったからといわれるが、
交流戦から一ヶ月経ってもこのザマ。どこのチームも等しく弱い。
何だか貯金や順位より、どこもその日暮らしの糧に窮々としている感じだ。
輝く我が謎、阪神タイガースはゲーム差なしの2位。
因みに最下位の中日との差は3.5ゲーム。こんな順位争い、面白いか?


2015.07.22 夏休み

いろいろ職場事情があって、この夏の休みは任意で3日選べることとなった。
お盆時期の行楽の混雑を避けて休め、なおかつお盆中のガラガラの電車で通勤出来る。
しめしめ、ありがたや、ありがたや。


2015.07.23 中国脅威論の実際とは

東シナ海のガス油田に中国が16基の施設を建設しているというニュース。
2013年あたりから活発化しているらしいが、あまりに発表が遅すぎると感じる。
16基の施設にレーダーが搭載されれば相応の軍事的脅威になるといわれているが、
きっと政府自民党の中に「寝た子を起こすな」との慎重論を唱える勢力と、
安保法案反対の世論の傾きに楔を打てという勢力が存在するのだろう。
いたずらに中国脅威論を煽られても困るが、実際はどうなのだろう。
ただ中国が覇権主義国家であり、それに向かって走り始めているのは紛れもない事実。
交渉が簡単に通用しない相手にどう対応するか、反対派も考えるべきではないのか。
そもそも安保反対デモのプラカードに「数の力で押し通すな!」と書いたところで、
法案成立を公約しての選挙の結果としての「数」なのだから、
「白紙委任」ではないと叫んだところで、民主主義のロジックの内なのだ。


2015.07.24 いいね、晋ちゃん

晋ちゃん、いいね、といっても晋三のことではない、藤浪晋太郎のことだ。
前回の登板は5回7失点。ボコボコに打ち込まれて「大丈夫かいな」と心配した。
オールスター登板があったものの、悪いイメージで試合間隔が空いたのも気になった。
そんな杞憂を吹き飛ばす152球5被安打12奪三振の堂々の完封勝利。
去年の今頃は7回が壁といわれ、ベンチに弱気な視線を送っていたものだった。
いやはや逞しくなったものだ。江越の一発にベンチ前で破顔一笑する無邪気さもいい。
北の大地で純粋培養されている大谷翔平と比べ、よからぬ誘惑も多いだろう環境の中で、
門限破りで怒られた次の登板できっちり答えを出したのもいい。
もしかしたらエースの称号をあげちゃおうかなとも思った今夜の熱投だった。


2015.07.25 猛暑の土曜日

土曜日は午前中に映画に行って、昼に実家に帰るパターンが定着している。
実家に帰ると言っても、決まって母親の園芸店回りの運転手だ。
母としてもクソ暑い中でグデ~と動かない親父と二人きりで煮詰まっているのだろう。
助手席では親父の悪口が速射砲のように繰り出され、ほとほと閉口する。
土用の丑にうなぎでも買うかということになったが、
スーパーで蒲焼買って、家で温め直すうなぎなど、濃いタレと山椒の味しかしない。
「親孝行したいときには親はなし」。
よく耳にする常套句を思い浮かべて気を取り直すしかないか。


2015.07.26 犬吠埼から

東関道を佐原ICで降りてひたすら銚子方面に向かう。
実は長いこと本州最東端が犬吠埼だと思い込んでいた。
実際の最東端は岩手県は三陸の魹ヶ崎(とどがさき)という場所らしい。
いずれにしても自宅から3時間160キロ。ちょっとした遠出の気分ではある。
ところが実家の母から電話。なんでも親父が暑さにぐったりしているという。
気温35度。にもかかわらず冷房が寒いので切ってくれとゴネとるらしい。
今から来て叱ってくれないかだと。
3時間160キロ。しかも到着したばかり。知らんがな。
もう少し様子を見て、何かあったら連絡せい!とひとまず電話を切る。
結局、丘の向こうに白亜の灯台の天辺は見たものの、海も見ずに銚子を後にする。
電話が鳴ったので急いでとると、何と買い物の用を言いつけられた。
親父も何事もなく元気らしい。
クソ、、、これから老人たちに振り回され続けるのか。。。


2015.07.27 飛行機事故のニュース

調布飛行場を飛び立った小型機が民家に墜落した事故のニュース。
まったく、、、不運にも巻き添えとなったトリマーの女性が気の毒でならない。
そして思ったのは、今は目撃者の証言を待つまでもなく様々な動画が残るということ。
今回はサッカーや野球を映すホームビデオであり、スマホの動画であったりするのだが、
それが事故の全容を解明する貴重な手掛かりになるとはいえ、
動画が残ることでニュースがよりセンセーショナルになっているのも感じてしまった。
「映像の世紀」と呼ばれた前時代から更に進化したといえばその通りだが、
時代がよりインパクトのある映像を求め始めているのではないか。
昔から「決定的瞬間」への訴求力は強かったにしても、危惧すべきことだろう。


2015.07.28 さらば、名将

物心ついて・・・正確にいえば高校野球を最初に記憶した時、
高校野球の監督として先ず東海大相模の原貢と横浜高校の渡辺元智を認識した。
春夏の甲子園で優勝5回。神奈川の代表といえば真っ先に横浜高校だろう。
渡辺元智は幾多のプロ選手を育て上げた名将だ。
その渡辺監督が最後に率いたチームはなんとノーシード。
調べてみなければわからないが、横浜高校のノーシードはちょっと記憶にない。
そんなノーシード校が186校がひしめく神奈川大会の決勝まで来た。
5回戦以降はすべて1点差。何とか凌いで凌いであと一歩のところだったのだが。。。
監督の有終の美を甲子園で、という子供たちの思いは届かなかったものの、
さすが横浜、さすが名将という闘いは見せてくれた。きっと悔いはないだろう。
子供の時からの数々の名勝負をありがとう。ゆっくりと休んでくだされ。


2015.07.29 先輩の送別会

お世話になった先輩の送別会。
今の職場での7年間。数少ない先輩の一人が去る。
警視庁を退官して十数年。吉展ちゃん事件に携わった強者だ。
せっかちで無類の巨人ファンという欠点がありながらも可愛がってくれた。
話し易さと人なつっこさをいいことに、色々と意見もいわせてもらった中で、
時には「生意気な奴」だとカチンと来ることも少なくなかったと思う。
退職後の夢も聞いた。身体を鍛え直して少年野球の指導者になりたいと語っていた。
元・高校球児でライバルは作新学院の島野育夫だったという。
また絵が上手で、年賀状に書くちょっとした挿絵も見事な腕前だった。
・・・・仕事中に年賀状書いてんじゃねぇよとも思ったが。。。
お疲れ様でした。奥さんと二人でこれからの人生、幸多かれと願います。


2015.07.30 親父の米寿の誕生日

まぁバカ放蕩息子ゆえ、とくに何もしてやらんのだが、
親父が88歳の誕生日を迎えた。
偶然、厚生労働省が現在の日本人の平均寿命を公表。
男性は80.5歳。女性が86.8歳でいずれも最高記録を更新したという。
平均寿命を8歳も上回っている親父には凄いと率直に脱帽したい。


2015.07.31 安らかに

20代のとき、会社でお世話になった先輩の訃報が届いた。
先輩といっても自分の父親よりも上の大正生まれの大先輩だった。
何度かご自宅にもお邪魔させてもらったが、
大分前からお身体を悪くされていたとの噂は聞いて、
不義理な自分はご機嫌を窺うこともせず終いだった。
あれほどお酒を美味しそうに飲む人は知らない。
塩辛を手の甲に盛ってお燗をすする姿に若造は少し圧倒させられた。
今までありがとうございました。安らかにお眠りください。

                           

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