日めくり

  日めくり



2017.10.09(月) 日本もダメダメじゃんか

私の印象ではGDPを中国に抜かれたあたりから、
やたらめったら日本の職人や製品の素晴らしさを自画自賛する空気が蔓延した。
日本の技術の高さを外国人に賞賛させて、それを紹介する番組も増えた。
そこで見え隠れするのが中国製の製品や食品を低劣なものとして笑う風潮だ。
私はそれが日本人のさもしさを表していると思えて仕方がないのだ。
中国の高速鉄道が大規模な脱線事故を起こせば、それ見たことかとなるが、
それを凌駕する福知山線の大惨事からまだ10年かそこらではないか。
そして日産の不祥事に次ぐ神戸製鋼のデータ改ざん事件。
これらは日本人の勤勉性とまるで真逆な事象ではないか。
日本もダメダメじゃん…というよりも、もはや国辱ものではないか。
日本人の自画自賛の本質に、自信喪失が見え隠れしていると感じているのは私だけか。
しかしタガの緩みも甚だしい。技術の現場で何が起こっているのだろう。


2017.10.08(日) 70mm

昨日観た映画の話しを続ける。
かつて日比谷に有楽座、銀座にテアトル東京という巨大映画館があった。
「70mm超大作」が来れば、どちらで観るのか迷ったものだ。
その映画館名が刻印されている映画パンフを持ち帰る気分の良さもあった。
今はもう70mm方式の映画は作られていないのだという。
だから必然的に70mmの大型映画が上映可能な映画館もなくなった。
金曜夕刊のラテ面に「70mm」のロゴが踊り、胸をときめかせていた頃が懐かしい。
フィルムセンターで本日限定で70mmの『デルス・ウザーラ』をやるという。
親父には申し訳ないが、今日は面会をパスさせてもらい、
入場整理券を持ちながらホールの行列に並んだ。
『デルス・ウザーラ』はソ連製作の未見の黒澤映画。
封切りの時、中学生は「つまらなそうだ」と映画館の前を素通りしたのだった。
ただフィルムセンターの大ホールとはいえ座席400程度のキャパシティしかなく、
一部分フィルムが退色していて70mmの醍醐味が味わえたかといえばどうだろう。
映画はモスフィルムらしく重厚に仕上がっていたが、
70年代以降に顕著になった絵画的な絵作りにダイナミズムが削がれていたように思う。
シベリアの大自然を荒々しく闊歩する男たちの迫力がもっとあれば良かった。
むしろ3時間ほどの間を置いて観た『オン・ザ・ミルキー・ロード』の印象が強烈だった。
インディペンデントの小品扱いだが、途方もなさに満ち満ちており、素晴らしい。
映画のスケールはサイズではないとエミール・クストリッツに教えられた思いだが、
それをいってしまったら黒澤明に失礼だろうか。


2017.10.07(土) 銀座ぶらぶら

「銀ブラ」なんて昭和とともに消滅した死語なのかもしれない。
知らない間に銀座に歩行者天国が復活している。
と思ったら、ホコテンが一時消滅していたのか怪しくなってきた。
新宿の歩行者天国が廃止されたのと混同していたかもしれない。
今日は日比谷と京橋を往復して映画をハシゴで観た。
だから銀座四丁目から一丁目まで歩くことになったのだが、
銀座も私が勤めていた80年代と比べて随分と変わった。
いや銀座を銀座たらしめている店舗やビルは変わっていないのだが、
その装いが明らかに違う。
いや装いが変わったのは我が身なのか。


2017.10.06(金) まほかるに浸る

秋も深まり、読書熱が再燃しつつある。
帰宅電車の中で読み耽り、残りページを考え一気に駅前のモスバーガーで読了。
いやはや男と女のドロドロした深淵にどっぷりと浸らせてもらった。
沼田まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』。
映画化を観る前に読んでおこうと急いで文庫本を買った。
監督は白石和彌。この原作なら撮り方次第で『凶悪』を超える可能性がある。
先に公開されている『ユリゴゴロ』はまだ未見ながら、
今、忽然と沼田まほかるが“来てる”気配がする。
この人の小説を読むのは4冊目だが、なにしろ筆力が強烈で、
一行一行に渾身の力が漲っている。悪くいえば非常に疲れるし重い。
苦しい、汚い、生理的嫌悪感が満載ながら読後感のなんと清々しいこと。
一方的にぐずぐずの男女関係だけ投げ出されてお終いとされる予感もあったが、
きちんとサスペンスとミステリーの骨格があり、どんでん返しまで用意されている。
『猫鳴り』でも思った。「まほかる恐るべし」だ。
人に薦めるのは躊躇させる。でも極上のラブストーリーではある。
十和子と陣治の究極愛を蒼井優と阿部サダヲがどこまで演じ切れるか。
まことに楽しみではある。


2017.10.05(木) ようやく政局の話

タイガースや映画にうつつを抜かす間、政治が大きくうっている。
私が生きてきた中で、ここまでめまぐるしく政局が動いたことがあっただろうか。
55年体制が崩壊して、民主党政権が発足した八年前はあくまでも「結果」だった。
この度は「経過」があまりにもめまぐるしい。
「目紛るしい」と書くようだが、「目間狂しい」と当てた方が適当なのではないか。
発端は小池百合子都知事の登場か。森友・家計問題で安倍内閣支持率を下げ、
蓮舫辞任→前原代表誕生→衆議院解散→希望の党旗揚げ→民進党流動化。
民進党が希望の党合流を目指すと、枝野が立憲民主党を設立し、民進は分裂。
国際社会ではその前後でイギリスのEU離脱、トランプ政権発足、北朝鮮問題。
あまりのことがあまりにも多すぎるのと、その展開の早さについていけない。
山尾志桜里のスキャンダルなど遠い過去の出来事のようだ。
逆に衆院選公示まであと5日というのが妙に間延びしている印象すらある。
それにしても、ついこの間生まれた新党に民進が分裂するとは驚きだ。
一応これで白黒、いや右左がはっきりした面もあるのだが、
民進党の脆弱さはわかっていたものの、ここまで酷かったとは思わなかった。
ついこの間まで「敵前逃亡解散」などと安倍批判を繰り広げていたのはどの党だ?
改憲vs護憲。それでも今回の衆院選の対決軸だけは明確になった。
小池百合子にそれほどの影響力と指導力があるとはとても思えないのだが。


2017.10.04(水) ラスベガス銃乱射事件

全米ライフル協会会長のチャールトン・ヘストンにマイケル・ムーアが詰め寄った時、
全世界がアメリカ銃社会が病理を抱えていることを認識したのだと思う。
『ボウリング・フォー・コロンバイン』。その以前も以後も銃乱射事件は頻発する。
その度、銃規制が論議され、民主党大統領が動き、共和党大統領が潰す。
しかし事件発生後に起こるのは銃規制論議ばかりではない。
全米の銃器の売上が一気に伸びるのだという。
自衛意識もあるのだろうが、合衆国民の多くは銃が大好きなのに違いない。
銃が合衆国の自由の象徴だというのであればそれはそうなのだろう。
私は銃を持つことと、実際にぶっ放すことを同等に論じるつもりはない。
しかし、少なくとも狂人が簡単に手にすることのないような努力はすべきだろう。


2017.10.03(火) 早朝の怪

後輩の尿路結石を笑ってられない。
今朝の4時半頃、突如の吐き気と激しい眩暈に襲われて目が覚めた。
56年生きてきてここまでの眩暈の経験はなかった。
部屋中がぐるぐる回っている。物が二重に見えたり揺らいだりのレベルではない。
周囲が斜めに回転しているのだ。
吐き気のあまりのリアルさでこれが夢ではないとはっきりわかる。
とにかく嘔かなければと、トイレに向かうもとても立てたものではない。
這いつくばりながら便器の前でしゃがみこむも、嘔吐までは至らず、
えづいている内にどうやら眩暈はおさまってきた。
二度寝して目が覚めたら、今度は右目の視界の右下がバチバチ光っている。
これが顔を洗っても目薬をしても一向に消えない。
こんな飛蚊症があるのか。何なんだこのバチバチは。
駅まで歩いている間に治まってくれたが、
単なる更年期?斜め回転にバチバチの閃光に因果関係はあるのだろうか。


2017.10.02(月) また石騒動

仕事中、後輩が血尿を出したというので、泌尿器科に行った。
多分、尿路結石だろう。彼はこれで2回目だ。
またぞろ私を含めた経験者が集まって結石話に花が咲く。
というより結石コミュニティが集結して、未経験者に激痛の体験を熱く語る。
そして次は決まって石の大きさを無為に競い合うのだ。
1cm?うっ負けた・・・甘いな俺なんか2cmだったぜとか。
私に言わせれば自然排尿で流せる程度なら“ひよっ子”もいいところで、
体外衝撃波砕石術をやって10万取られて一人前の結石人だ。
後輩が座薬とロキソニンを持って帰ってきた。
早速、石の規模を聞く。9mm、7mm、6mmだったという。
「うっ、3つもあるのか・・・悲惨」
どうか可愛い後輩に幸あれ。


2017.10.01(日) 怠惰に過ごした日曜日

我ながら実に久々に食って寝てダラダラと日曜日を過ごした。
本当は朝から新文芸坐に『8 1/2』を観に行く予定だったが、
昨日の睡眠が酷く散漫で、目が覚めたら11時を過ぎていた。
ならば映画はよるにするべとなって野球中継を観た。
チャンネルを東京ドームと横浜スタジアムでザッピング。
昨日、頭部死球を巨人の畠から食らった上本が、見事ホームラン。
同じ投手から踏み込んでよくぞレフトスタンドまで飛ばしたものだ。
そこそこは負けず嫌いだとは思っていたが、予想以上に気も強かった。
続いて糸井もホームラン。ドームの巨人相手になかなか気持ちがいい。
思えば糸井のホームランをとうとう生で見られなかった。
何故だか高山のホームランは3本も見たというのに。
ホームランといえば横浜スタジアム。
筒香の2発は強烈だった。度肝抜かれる一発とはこのことだ。
DeNAは広島に快勝。3位を決めて甲子園で対決する。
正直、筒香は驚異だが、それより今は巨人がBクラスに沈んだことを喜ぼう。
来年の選手名鑑は4番目に登場する。よっしゃよっしゃ。
夜になるとすっかり映画に行く気力は失せていた。
今から池袋まで出掛けてフェデリコ・フェリーニはチト重い。



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